12.春でも夏でもない季節
作詞:秋元康
作曲:石川優子
窓の雨は無関心な表情で 降り続く
背伸びすれば遠くに海が見えるわ 古いカフェ
頬づえついたままで テーブルのルシアンティー
もうジャムが溶けないほど待ってた
あの日の夜 破ったあの約束を償うと
あの人から私を呼び出したのに 1時間
言い訳をさせる前にもう許してあげようと
少しだけ 明るめの服着て来た
春でも夏でもない季節の中 1人きり 1人きり
春でも夏でもない季節の中 忘れもの 忘れもの
愛が困ったみたいに どっちつかずのままだから
時をじらすのはやめて お願い
時計の針 心の上滑るよに 空廻り
ふいに名前 呼ばれたから振り向けば 人違い
あの人を信じている 私のこの切なさが
少しずつ 他人事みたい気がする
春でも夏でもない季節の中 残されて 残されて
春でも夏でもない季節の中 待ちぼうけ 待ちぼうけ
愛をあきらめるつもり 自分の気持ち 急(せ)かせるわ
せめて 想い出の雨が 止むまで
春でも夏でもない季節の中 1人きり 1人きり
春でも夏でもない季節の中 忘れもの 忘れもの
愛が困ったみたいに どっちつかずのままだから
時をじらすのはやめて お願い
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